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気になる幹細胞療法の費用。 今後、医療費が変わる可能性は?

幹細胞 費用

再生医療の急速な発展に伴い、幹細胞療法に強い関心を持ち始めた方が増えてきています。しかし自由診療の中でも、とても時間と手間がかかる再生医療、一体どれほどの費用がかかるのか想像するのは難しいものです。iPS細胞の臨床研究を世界で初めて行うなど、再生医療の分野でも先駆者として活躍を見せる日本、費用の面ではどうでしょうか。

自己細胞由来幹細胞療法の基礎知識

再生医療は、病気や怪我で損傷してしまった身体の組織の代わりを作り出し、機能を再生させる療法です。再生医療で今後使用される見込みがある幹細胞には、幹細胞に人工的に手を加える「iPS細胞」、受精卵を培養して作る「ES細胞」、そしてわたしたちの体内にもともと備わっている「体性幹細胞」の3種類があります。今現在医療機関で希望して、適性が合えば受けられる治療は体性幹細胞を使用した幹細胞療法になります。

脂肪由来間葉系幹細胞

体性幹細胞の中には骨、軟骨、脂肪組織などに分化することができる間葉系幹細胞があります。間葉系幹細胞は骨髄と皮下脂肪に含まれていることがわかっており、量も多く、採取が容易な脂肪由来の幹細胞が多くの治療で使用されるようになりました。

脂肪由来幹細胞療法の方法

ナチュラルハーモニークリニック では、脂肪由来幹細胞療法を行なっています。その方法は患者さん自身の腹部からわずかな量の脂肪細胞を採取し、専用の施設で幹細胞を培養、増殖後点滴にて再投与します。幹細胞は骨髄にあるのが知られていましたが、近年では安全性が高く採取しやすい腹部の脂肪を使用するようになりました。脂肪細胞採取時は入院の必要もなく局所麻酔を使用するため痛みも身体の負担も少ないです。

脂肪由来幹細胞療法の効果

点滴で補充された幹細胞は体内を駆け巡り身体中の細胞が損傷している箇所や老化している箇所を修復して回ります。「ホーミング効果」と言われる動きで全身をパトロールします。肌、関節、血管などの若返り効果が望める他、糖尿病の改善、男女の更年期症状など年齢を重ねたことによる不調、眠れない、やる気が出ない、気分が沈みがち、体が重いなど名前がつけにくい不調を改善してくれます。いうならば全身の若返り治療といった効果が見込めます。

見た目の若返りも

肌、関節、血管の若返りが叶うということは当然見た目にも大きく影響します。肌の若さを支えるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの有効成分は年齢とともに減少してしまいます。そのためしわやたるみといった症状に悩まされますが、幹細胞を点滴することで、有効成分の生みの親、線維芽細胞も大量に生成されます。線維芽細胞が足りなくなったコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸をどんどん生み出し、肌の内側からハリ、ツヤ、潤いを生み出すのです。これまで美容皮膚科で行なっていた外側から、埋める方法とは根本的に違う肌の若返りも叶います。

幹細胞を使用した治療はさまざま

点滴で全身の若返りを図る治療の他にも幹細胞を使用した治療は各診療科で複数あります。幹細胞を使用した骨再生の歯科治療、人工関節を再生するひざ・関節治療、軟骨を再生、乳房再建、AGA治療など、そのいずれも幹細胞を使用することで、対処としての療法ではなく、根本的解決になりうる治療法です。

しかし、どの幹細胞療法も細胞が大量に必要なため、細胞を培養するのに時間とコストが大きくかかります。その関係で施術を受ける費用がどうしても高額になってしまいます。

健康や若さといった絶対的価値に対して値段をつけることができませんが、幹細胞療法は手順上高額にならざるを得ない治療法なのです。

幹細胞療法は自由診療

幹細胞療法は自由診療です。そのため高額な費用がさらに全額負担となります。具体的な費用はクリニックによって異なりますが、細胞を培養することに関し莫大な手間と管理された環境が必要になるにも拘らず他のクリニックに比べて安すぎるクリニックには不信感を持ってもいいかもしれません。反対に法外な料金を取るクリニックも同様です。

新しい医療のため比較しにくい面もありますが、不適切治療で問題となったクリニックがマスコミに取り上げられるなど、クリニック選びには十分に慎重になる必要があります。幹細胞療法を行うためには厚生労働省が認定した機関による医師体制、培養施設の管理、安全性など厳密な審査が行われ、初めて許可がおります。計画番号を保持しているクリニックは厚生労働省のホームページに掲載されているので、トラブルを避けるためにも確認して治療を受けるようにしましょう。
(※厚生労働:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000186471.html

日本の幹細胞療法について

近年は訪日して日本で治療を受ける外国籍の方も急速に増えています。2014年には再生医療の新薬承認制度が設けられ、新薬の承認のスピードが早められ、さらに世界的に見ても日本は再生医療をリードし続けているといっても過言ではありません。そのことにより新薬を待望している患者さんへの可能性が広がると同時に研究開発に対する莫大なコストが抑えられることも期待されています。今後の施術を受ける費用もいずれ変わっていく可能性もあるかもしれません。

再生医療全般未だ研究過程にある治療です。体性幹細胞を使った幹細胞療法も、将来的には認知症の改善や脊髄損傷の修復、がん治療など、これまで治療困難だった疾患に対する実用化を目指して日夜研究開発が続けられています。

また、現在受けることができる治療も過去に例がないほど生活の質を大きくあげる治療法です。幹細胞療法には限りない可能性と希望が詰まっているのです。

人生100年時代、幹細胞療法があれば生活の質を保ったまま長生きすることも夢ではありません。それが例え高額であろうとも現実に目の前の治療法としてあるのは非常に幸運なことと言えます。

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