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肌細胞を活性化して若返る! 再生医療のしくみ

活性化 線維芽細胞

鏡を見るたびに、シワやたるみが気になってしまう…そんな状態の肌の内部では何が起こっているのでしょうか? その答えは「真皮線維芽細胞」の衰えです。

「真皮線維芽細胞」は、その名の通り皮膚の真皮に存在する細胞の一種。この細胞が肌のハリや潤いを生み出すコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの美肌成分を作り出しています。ハリのある若々しい肌の内部では「真皮線維芽細胞」が十分に存在し、活発に美肌成分の生成を行っていますが、加齢などが原因で次第に減少していきます。活性が衰えると、美肌成分を十分につくることができなくなり、結果としてシワやたるみができてしまいます。

逆に言えば、肌内部が活発な「真皮線維芽細胞」で満たされていれば、肌は若々しい状態に戻ると考えられます。

この「真皮線維芽細胞」を活性化する方法をまとめました。

「真皮線維芽細胞」はなぜ衰えるの?

まずは「真皮線維芽細胞」がどのような原因で衰えるのかを知っておきましょう。

加齢

年齢を重ねるにつれ、「真皮線維芽細胞」の数は減少します。これは、栄養や酸素や水分を「真皮線維芽細胞」届ける毛細血管が加齢で消失していくことが主な原因です。それに伴いコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンも生成量が減っていきます。

紫外線

紫外線をくり返し浴びると、肌のハリや弾力が失われてシワやたるみができてしまいます。この老化現象は、「光老化」と呼ばれています。紫外線のひとつであるA波(UVA)は肌の真皮まで入り込み、「真皮線維芽細胞」を萎縮させます。さらにコラーゲンやエラスチンも破壊します。

加齢の進行は止められませんが、普段から紫外線ケアを行うことで「真皮線維芽細胞」のダメージ防ぐことはできそうです。日本では、毎年4月〜9月の紫外線照射量が最も多く、この時期の外出は必ずUVケアを行うことが老化防止に役立ちます。

衰えた「真皮線維芽細胞」を活性化するには?

それでは「真皮線維芽細胞」の働きを活発にする方法はあるのでしょうか? 普段のケアや、一般的な美容医療をまとめてみました。

「真皮線維芽細胞」の活性化が期待できる食品成分

「真皮線維芽細胞」の数を増加し、活性化してくれるという食品成分があります。どれも手に入りやすいものですので、日頃からこまめに摂取するとよさそうです。

・コラーゲン

コラーゲンペプチドを経口摂取することで、肌や身体になんらかのダメージがある場合、線維芽細胞が増殖する作用があるのではないかということが、最近の研究でわかってきました。

・FGF(線維芽細胞増殖因子)

たんぱく質の一種であるFGFはプラセンタに比較的多く含まれます。サプリメントやドリンクなどでも摂取できますが、美容クリニックなどでプラセンタ注射も受けられます。

・大豆製品

女性ホルモンの一種であるエストロゲンには、線維芽細胞を増やす働きがあります。体内でエストロゲン様の働きをする大豆イソフラボンが、その代替となります。

「真皮線維芽細胞」の活性化が期待できるスキンケア成分

・ビタミンC誘導体

ビタミンCは「真皮線維芽細胞」のなかで、コラーゲンの合成を促進すると言われています。ビタミンCは、そのままでは肌に浸透しづらいため、より浸透しやすいビタミンC誘導体が配合された化粧品を使用すると良いでしょう。

「真皮線維芽細胞」の活性化が期待できる美容医療

美容医療でも「真皮線維芽細胞」を活発にする治療があります。

・PRP(多血小板血漿)療法

自分の血液から抽出したPRPを加齢が気になる部位に注入する治療です。濃縮したPRPは「真皮線維芽細胞」を活性化させて、コラーゲンやヒアルロン酸を生み出します。

※)PRP
多血小板血漿を用いた皮膚再生治療(再生医療第3種):計画番号 PC3170143
PRPを使用した治療はこちら →https://natucli.com/cell/fibroblasts_prp_stemsup/#prp

 

・サーマクール

サーマクールは熱によって皮膚にダメージを与え、線維芽細胞を活性化させます。肌細胞をわざと傷つけて、その傷が治る過程で「真皮線維芽細胞」が活性化し、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を生成します。

「真皮線維芽細胞」を増やして活性化する肌再生医療

上記でご紹介した「真皮線維芽細胞」を活性化させる方法より、格段に効果が高い肌再生医療があります。それが「線維芽細胞療法」と呼ばれる治療です。

これは「真皮線維芽細胞」そのものを採取して、医療ラボで活性化・増殖させて、ふたたび肌に戻すというもの。増加した「真皮線維芽細胞」は肌細胞の増殖や分化が活発に促し、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を盛んに生み出します。その結果、肌が若返り、弾力と透明感ある若い頃のような肌になるというものです。外部から異物を一時的に入れたり、わざと傷をつくって回復する過程を利用するのではなく、肌そのものを若い頃に戻す「根本治療」となります。

紫外線ダメージなどが少ない耳の裏の皮膚を採取し、その後「特定細胞加工物製造事業者」にて、採取した皮膚から「真皮線維芽細胞」を抽出し、約10,000倍に増殖培養します。皮膚採取から約5週間後に、約10,000倍に培養した「真皮線維芽細胞」を、患者様の肌に移植します。移植は2回に分けて行われます。ヒアルロン酸注入のように即時的にシワを消すという働きはしませんが、ゆっくりと自然に若返り効果が現れてきます。

※)線維芽細胞
自家培養真皮線維芽細胞移植術(再生医療第2種) :計画番号 PB3170025
線維芽細胞を使用した治療はこちら →https://natucli.com/cell/fibroblasts_prp_stemsup/#prp

「真皮線維芽細胞」を用いた治療は、認可クリニックで

当クリニックが託を行っている「特定細胞加工物製造事業者」は、国から認可を受けた再生医療施設となります。(株式会社セルバンク(施設番号:FA3150017))

肌再生医療を提供するクリニックも、国からの認可が必要とされていますが、中には無認可で肌再生医療を提供するクリニックもあり、注意が必要です。再生医療は近年はじまった新しい治療であり、何よりその安全性の確保に努めなければ成りません。ホームページなどでしっかり確認してから治療を受けることをおすすめします。

ナチュラルハーモニークリニック 表参道は認可クリニックです

ナチュラルハーモニークリニック表参道では、「再生美容」として「線維芽細胞」と「PRP」を用いたエイジングケア治療をおこなっています。「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」を遵守し、再生医療第2種と再生医療第3種の提供計画書が受理されています。

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