近年、AIや自動運転など目まぐるしい技術発展を世界は遂げています。それに伴って医療の業界においてもさまざまな治療などがスタートしており、今まで根治が難しかった病気も治せる兆しが見えてきたりしています。
その中でも、今注目されているのが「再生医療」です。最近では、日本人の山中教授が「IPS細胞」を作製したことでノーベル賞を受賞したりなど見聞きしたことがあると言う方も少なくないと思います。
そんな再生医療分野の中でも重要なファクターとなっているが「成長因子(グロースファクター)」です。今回は、そんな成長因子についての解説。
再生医療の中でも細胞の祖とされている幹細胞との関係性などについてご紹介します。
幹細胞の成長因子(グロースファクター)ってなに?
成長因子は、特定の細胞や細胞の分化を促進するタンパク質の総称をさしています。細胞は年齢を重ねるごとに衰えていき、働きが弱まっていくものです。
細胞の働きが弱まってしまうと、美容においては「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」などの肌の潤いやハリを保つ成分が生成されなくなってきます。そうすと、肌がたるんだり乾燥したりなどいわゆる「老化」が起こります。
成長因子は、そんな細胞たちを活性化させるために重要な要素なのです。成長因子にも種類がいくつかあり、美容に対して有効とされている成長因子もいくつかあります。
EGF
肌のターンオーバーを促す細胞に対してアプローチすることができる成長因子です。正常なターンオーバーは美を極める人においては非常に重要なポイントです。
肌のシミやくすみなどはターンオーバーが正常に行われていないがため、メラニン色素などが肌にたまりおこる現状です。
そのため、このEGFはシミやくすみなどの改善に対して期待ができる成長因子になります。
FGF
肌の奥深くに存在している「線維芽細胞」と呼ばれる細胞に対して活性化を促す細胞です。この線維芽細胞は、肌のハリや潤いを保つために必要なコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作り出している細胞です。
肌のたるみなどはこの線維芽細胞の機能が衰えることで起こってしまうのも大きな理由です。
TGF
こちらも先ほどと同じ線維芽細胞に対してアプローチが期待される成長因子です。このTGFは線維芽細胞が作り出すコラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンなどの生成を促す成長因子です。
IGF
皮膚の再生などを促す成長因子です。傷ついた細胞などの修復を助ける成長因子で、新しい皮膚を生み出すのを助けてくれます。
成長因子(グロースファクター)を使ったコスメ
近年では、このグロースファクターを含んだコスメなどが多く販売されています。しかし、これらのコスメなどは美容クリニックなどで行われている治療とは違います。
美容クリニックなどで行われている成長因子を使った治療は直接細胞に対してアプローチするのに対し、コスメなどは細胞に直接アプローチすることができません。
と言うのも、日本には薬機法という法律があり、この法律で皮膚の奥深くまでコスメなどが持っている有効成分を届けることが禁止とされています。
いくらそのコスメに有効成分が含まれていようとも、細胞には届かないため、あくまで成長因子を含んでいるコスメなどは補助的な役割のものとして捉えておくことが重要です。
成長因子(グロースファクター)を使った治療
成長因子を使った治療は、いろいろな美容クリニックで行われており、これらの成長因子を注入するといった治療法です。
アンチエイジングへの効果が期待でき、肌の衰えの根本的な部分の解決に期待ができる治療法です。
成長因子(グロースファクター)を使った治療を行うのなら国が認可した病院で
今回ご紹介した成長因子を使った治療法は、国から認可されている美容クリニックなどで行うようにしましょう。再生医療分野の美容治療は高い技術が求められるため、その他細胞を使った治療などは認可されているクリニックなどでないと行うことができません。
高いレベルでの治療を行うためにも厚生労働省から認可をもらっているクリニックへ受診することがおすすめです。
ナチュラルハーモニークリニック表参道は認可されたクリニックです
ナチュラルハーモニークリニック表参道は国から認可を受けている美容クリニックです。成長因子だけではなく、その他細胞を使った治療方法や細胞を培養した際に出る培養上清を使った治療などさまざま。
どの治療もアンチエイジングへの改善効果が期待できる治療のため、アンチエイジングを目指している方は1度無料カウンセリングへお越しくださいませ。