30代を過ぎてから気になる薄毛。リーブ21が行なった調査 ※1によると、おおよそ3分の1の男性が薄毛に悩んでいるそうです。
リクルートが行なった調査 ※2によると、薄毛に悩んでいる男性の薄毛対策方法として、主流なのが初育毛剤や薄毛対策用のシャンプーなどになっています。
それ以外にも、サプリメントやAGAクリニック、市販の薬など薄毛の対策の方法はたくさんあり広く知られています。
近年では、医学の進歩に伴い、幹細胞という細胞を使用した薄毛治療も登場してきており、医療として薄毛治療を行う時代が到来しているとか。
今回は、幹細胞を用いた薄毛治療について取り上げます。
※1)全国薄毛リスク調査[インターネット調査、実施時期:2018年8月8日~9日、対象:全国の20~60代の男女各都道府県50名ずつ(計2350人)調査会社:株式会社 毛髪クリニック リーブ21]
※2)薄毛に関する意識調査2018[インターネット調査、実施時期:2018年7月19日~21日、対象:20歳~69歳の男女(スクリーニング:人口構成比年齢に基づく50,000名/本調査:スクリーニング調査での出現率をもとにウェイトバックを実施2,063人)、調査会社:株式会社リクルートライフスタイル]
そもそも幹細胞とは何?
人間の身体の源とも言える受精卵は、「幹細胞」によりできています。幹細胞には特殊な能力があり、どのような細胞にでもなる力である「多分化能」と全く同じ細胞を細胞分裂により増やす「自己複製能」があります。
髪の毛は死んだ細胞の集まりですが、毛根にある細胞は生きている細胞です。
薄毛になるメカニズムも「細胞」が関係
薄毛のメカニズムは2016年2月5日に東京医科歯科大学の大学難治疾患研究所幹細胞医学分野の松村寛行助教らによって明らかにされました。
この発表によると、幹細胞が衰えることで維持できなくなってしまい、皮膚の表面から脱落していった結果、薄毛になってしまうようです。
医学的な薄毛へのアプローチ
現在、医学的には薄毛治療は再生医療と組み合わせて行われています。「ステムサップ」と呼ばれる脂肪由来幹細胞の培養上清を使った方法です。
お腹のあたりの脂肪組織にいる幹細胞を培養した際に生成される培養上清を頭皮に注射し、点滴も行うような治療内容です。
この培養上清には育毛を促す多数のサイトカインが含まれており、今までの治療では得ることのできなかった結果が期待できるとされています。
この方法であれば、薄毛の方が服用される「プロペシア」などとも併用して使えるメリットがあり、その他男性の場合はEDなどにも効果があるとされています。
幹細胞培養液配合商品との関連性
幹細胞培養液が配合されている美容液なども商品化されており、どなたでも購入することが可能な商品などがありますが、こちらはステムサップなどとは異なります。
配合割合も数%に止まっていますので、同じ商品と勘違いしないようにしましょう。
また、人の肌の構造上、髪の毛の毛根は「真皮」と呼ばれる肌の奥に存在しています。その上に「表皮」というものがあり人の肌は形成されているのですが、日本の薬事法により、化粧品などの類の製品は表皮までしか浸透させることができない決まりになっています。
そのため、いくら幹細胞培養液が配合されていたとしても細胞まで届かないこともあるので、病院などで受けるステムサップなどに比べて効果は薄いと言えるでしょう。
ステムサップを行うなら国が認可した病院で
再生医療というものは、技術的にはまだ新しく高度なレベルが要求されます。そのため、ステムサップの治療を行う場合は、臨床経験が豊富で国から認可が下りている病院で行うようにしましょう。
ナチュラルハーモニークリニック表参道は認可されたクリニックです
ナチュラルハーモニークリニック表参道は、ステムサップの治療を行なっているほか、その他、再生医療を駆使した美容へのアプローチを行なっているクリニックです。
薄毛で悩んでいる時は、無料カウンセリングへお越しくださいませ。専門医が適切なプランを提案させていただきます。