IPS細胞などの発表により、近年より加速的な進化を見せる「再生医療」。再生医療といえば、「幹細胞」を除いては語ることはできません。幹細胞はいわば細胞の祖であり、我々の身体を作った元祖といっても過言ではありません。
今回は、そんな幹細胞についてのご紹介。ヒト幹細胞について解説します!
幹細胞ってなに?
我々の身体はそもそも、無数の細胞によってできており、細胞が分裂を繰り返し、分化することで臓器や血管、肌などが作られています。
もともとヒトは受精卵からできており、これがまさに「幹細胞」なのです。幹細胞は我々の身体を支える上で重要なファクターであり、全く同じ細胞に分裂する「自己複製能」と臓器や血管などさまざまな役割を持つ細胞になることができる「多分化能」という特殊な能力を持つ細胞です。
そのため、再生医療分野では、今まで解決できなかった難病などをこの「幹細胞」などを使って治療できないか日々研究をしています。
幹細胞にも種類が
そんな幹細胞ですが、大きく分けて3つの幹細胞があります。それは、「ヒト幹細胞」と「植物幹細胞」、「動物幹細胞」です。
これらの幹細胞は、それぞれ違い、ヒト幹細胞がヒトの身体に含まれている幹細胞です。
植物幹細胞や動物幹細胞もヒト幹細胞と同じ、傷がついた箇所などを修復しようとする力を持っています。
今では、植物幹細胞などを培養して作られた植物幹細胞エキスを含んだ化粧品などが幅広く商品化されています。
しかし、これらの化粧品などはヒトの身体に対して直接投与するなどの治療ではなく、肌の表面などに塗布したりするスキンケアの分野になります。
しかし、肌のハリやツヤなどを保つために働いている細胞は基本的に肌の奥深くである「真皮」と呼ばれる部分に生息しています。肌のシワやたるみはこの細胞が老化や紫外線、ストレスなどによって働かなくなるために起こる事象が1つの理由とされています。
しかし、今の日本で定められている法律では、この真皮部分に対して化粧品などがアプローチすることはできません。そのため、植物幹細胞が含まれている幹細胞などでもこの肌の奥底である真皮部分にアプローチすることはできません。
あくまで補助的な役割と考えておきましょう。
ヒト幹細胞を使った本格的な治療
ヒト幹細胞を使った治療は、患者さま本人から抽出した細胞を抽出し、それを特殊な技術により培養し、投与する方法や培養した際に生成される培養上清を点滴などから投与する治療などが美容クリニックなどで行われています。
アンチエイジングに対して治療を受けたいという方は、これらの治療が用意されている美容クリニックを受診することをおすすめします。
ヒト幹細胞を使った化粧品は全く違う
植物幹細胞を使った化粧品と同様、現在ではヒト幹細胞エキスを使った化粧品なども商品化されています。ヒト幹細胞エキスには、グロースファクター(成長因子)と呼ばれる、細胞の活性化を促す成分などが多く含まれており、アンチエイジングへ期待がされています。
美容クリニックなどでは、FGF療法やPRP療法などと呼ばれている治療法でメニューとされていることが多く、認可されたクリニックなどで治療が進められています。
しかし、このヒト幹細胞エキスを使った治療は、これらの治療とは全く別物です。確かに成長因子などが含まれているかもしれませんが、肌の奥に浸透し、細胞を活性化できなければほとんど意味がありません。
ヒト幹細胞を使った治療は厚生労働省から認可されたクリニックで
幹細胞を使った治療は、高い技術レベルや品質管理が必要です。そのため、厚生労働省から認可を受けているクリニックでなければ治療を受けることができません。
治療後のトラブルなどを回避するためにも、幹細胞を使った治療を受ける場合には、認可されているクリニックを受診するようにしましょう。
ナチュラルハーモニークリニック表参道は認可クリニックです
ナチュラルハーモニークリニック表参道は厚労省から認可が下りているクリニックです。
ナチュラルハーモニークリニック表参道では、幹細胞を使った本格的な治療を行うことができます。
アンチエイジングの治療に対して、興味がある方は1度無料カウンセリングへお越しくださいませ。
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