再生医療の分野において、活躍が期待されている「幹細胞」。今まで治せなかった病気やけがなどに対してのアプローチが期待されている細胞です。
また、この幹細胞はアンチエイジングに期待が持てるとされており、幹細胞を使った施術プランや幹細胞の培養液を利用した化粧品など、近年、幹細胞を利用したアプローチが試みられています。
そもそも幹細胞とは?
人の身体にはさまざまな細胞があり、これらの細胞が正常に機能することで、人の身体は保たれています。
ノーベル医学・生理学賞に輝いたiPS細胞もその1種です。
数ある細胞の中でも幹細胞は特殊な細胞で、さまざまな役割を担う細胞を生み出す力と細胞分裂を繰り返すことで同じ細胞を生み出す力の2つがあります。
幹細胞は、この2つの力があるがゆえ、再生医療の分野で日々研究が進められているのです。
幹細胞と美容の関係性
幹細胞は、人の臓器などを作る細胞を生み出す力だけではなく、肌に対しても存在しています。
肌に存在している幹細胞は、「表皮幹細胞」と「真皮幹細胞」の2種類。これらの幹細胞がそれぞれ別の役割を持ち、日々働いています。
肌の若返りに期待が持てる「真皮幹細胞」
真皮幹細胞が生み出す「線維芽細胞」は、肌のハリや潤いを促す「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」などを生成する力があるとされています。
このコラーゲンやヒアルロン酸などが肌の若返りに対してアプローチが期待できる成分とされており、これらの成分も肌に対する役割が異なります。
■コラーゲンの役割
コラーゲンとは、たんぱく質の1種です。たんぱく質にも色々ありますが、コラーゲンは数あるたんぱく質の中でも人間の身体に存在するものとしては、約30%を占めていると言われています。
コラーゲンは、肌に対してハリや弾力を保つ役割があり、加齢などが原因でコラーゲンが不足し始めると肌のたるみやシワなどが表れます。
■ヒアルロン酸の役割
ヒアルロン酸は、元々人間の身体に存在している成分です。皮膚や眼球、軟骨など身体の幅広いところに存在しており、潤いや保湿効果があるとされています。
ヒアルロン酸は老化と共に減少していく成分で、ヒアルロン酸が減少することにより、肌の乾燥やシワ、たるみなどの症状が表れます。
老化と共に失われていく肌のハリや潤い
コラーゲンやヒアルロン酸などを生み出す「線維芽細胞」は、老化や紫外線などにより、衰えてしまう細胞です。
線維芽細胞が衰えると、コラーゲンやヒアルロン酸などの生成に支障を期待し、肌の潤いやハリは失われていきます。
従来の美容医療では、「コラーゲン」や「ヒアルロン酸」などの成分を直接肌に注射することにより、失われた肌のハリや潤いの改善を促してきました。
幹細胞を使った美容アプローチ
従来の方法とは違い、現在では幹細胞を使ったアプローチが、美容クリニックや各化粧品会社を主軸として進められています。
美容クリニックでは、幹細胞を培養した際に発生する液を、直接肌に取り入れる方法や自分の線維芽細胞を培養して肌に戻す方法などです。
肌の若返りに高い効果が期待できる「ステムサップ」
ステムサップは、幹細胞上清液とも呼ばれており、幹細胞を培養した際に出てくる液のことを指します。
この液には、100種類以上の生理活性物質が含まれており、細胞の活性化を促す物質もあります。
これらの物質を顔に取り込むことにより、肌の若返りに高い期待が持てるということです。
市販されている幹細胞を使ったコスメ
最近、各化粧品会社が商品としている幹細胞を使った化粧品やコスメなどを多く見るようになりました。これらは、美容クリニックで行われている再生医療とは別の類のものになるので、誤解しないようにしましょう。
また、化粧水などを始め、肌に塗布する化粧品などは基本的に皮膚の構造上、1番上にある「表皮」と呼ばれる部分にしか届きません。
線維芽細胞などが存在している「真皮」などには届かないものと考えた方が良いでしょう。幹細胞から出た成分を配合している成分を使った化粧品なども例外ではありません。
あくまで補助的役割であることを認識した上で使うことをおすすめします。
幹細胞を使ったエイジングケアは認可の美容クリニックで
今回紹介している「ステムサップ」の他、幹細胞を使った再生医療を行う美容クリニックは厚労省からの認可が必要になります。
高いエイジングケアが期待できる「ステムサップ」を行いたい方は、美容クリニックを受診しましょう。
ナチュラルハーモニークリニック表参道は認可クリニックです
ナチュラルハーモニークリニック表参道は厚労省から認可が下りているクリニックです。今回ご紹介しているステムサップの治療も行なっています。
肌のエイジングケアを求めている方は、無料カウンセリングへお越しくださいませ。