手羽先でコラーゲンは増える!?
食品で線維芽細胞は増やせる!?

線維芽細胞 食べ物


「甘いものを食べ過ぎて肌の調子が悪い」「油物が続いてニキビができた」など、口にするものと肌の関係を多くの人が身をもって実感しているのではないでしょうか?「食べたもので体は作られる」と言われていますが、肌も同様です。肌老化を防ぐためにはどんなものを口にしたら良いのでしょうか? 肌の若さの決め手となる線維芽細胞を増やすための食品はあるのでしょうか?

美肌と食の関係


食に関連する美容メソッドは数多くありますが、基本は多種類の食材を使ったバランスのとれた適度な量の食事です。その上で、悩みに合わせた食材を意識的に摂ることで肌の調子を整えます。

肌の乾燥を防ぐ

肌の乾燥を防ぐためには肉や魚、卵といったタンパク質、緑黄色野菜やレバーなどのビタミンA、脂の多い魚、くるみなどの脂質を取るのが効果的です。シワに悩む人も積極的に摂りたい食材です。

シミ・そばかす

メラニン色素の増加を抑えるために果物や野菜といったビタミンCを摂取するのが効果的です。ビタミンCは美容成分でコラーゲン再生も期待できますが、一度に摂取しすぎても余分なものは排出するのでこまめに摂ることが大切です。

ニキビ・吹き出物

納豆や乳製品、肉などのビタミンB群、魚やナッツ類のビタミンE、植物繊維などが肌の調子を整えます。

タンパク質は肌を作る元になります。タンパク質が欠如すると良い肌にはならないので、毎日必ず食べる必要があります。また美肌に水分補給は欠かせません。コーヒーやお茶とは別にミネラルウォーターを十分とることも大切です。

逆に肌老化を招くのは、「酸化」と「糖化」です。酸化はバランスの悪い食事、タバコ、アルコール、食品添加物でも発生します。抗酸化作用の高い野菜、果物、ナッツ類、緑茶などを継続して摂取することは予防にもなります。糖化は食材自体というより、調理法で決まり、加熱する温度が高いほど糖化しやすくなります。同じ食材でも揚げ物や炒め物にするより、なるべく茹でたり、蒸したりする調理法にすることで糖化を防ぐことができます。糖質の過剰摂取、ダラダラと間食するのも老化を促進してしまいます。酸化も糖化も肌だけではなく、身体にも脳にも悪影響があることもわかっているのでなるべく避けておく方が良い様です。

美肌に欠かせない線維芽細胞


食事と美肌の関係で特に意識しておきたいのが、線維芽細胞を活性化させる食品です。肌の若さは皮膚として表に出ている表皮の下にある真皮層で決まります。真皮層内にコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸が十分な量あれば、肌のハリは保てます。このコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を生み出している大元の細胞は線維芽細胞です。線維芽細胞は20代を境に以降その数量がどんどん減少してしまうため、肌の若さを保つためには何としても活性化させ、できることなら増殖させたいところです。

残念ながら線維芽細胞を直接増やす食品はありませんが、活性化を期待できるものとしてエストロゲンがあります。エストロゲンとは女性ホルモンのことで大豆の中にイソフラボンというポリフェノールが含まれています。そのイソフラボンの中には天然植物ホルモンが含まれているのです。すなわち大豆関連の食品や、サプリの摂取をすることで線維芽細胞の活性化も期待できるということです。

しかし、肌に良い食べ物を理解したところで、忙しい日々の中、毎日理想通りの食事を用意するのは簡単ではありません。またきちんと行えたとしても、食事の栄養は全身に必要なもので、肌のためだけに栄養素が働いてくれるわけではありません。いくら食事に気をつけたところで、肌老化のスピードを少し緩めることはできても、止めることまでは叶わないのが現実です。

再生医療から始まる新しい、再生美容

では、どうしたら効率的に線維芽細胞を増殖し、肌老化を止めることができるのでしょうか? その答えは再生医療にあります。

再生医療とは失われた機能を細胞の力を使って再生する医療のことです。医療の現場でもけがや病気で失われた機能を再生すべく、様々な研究、治療が続けられていますが、美容医療では老化した肌を若返らせる肌の再生美容が行われる様になりました。その一つが線維芽細胞療法です。

線維芽細胞療法とは

顔の皮膚は常に紫外線にさらされているため、線維芽細胞もダメージを受けがちです。本人の耳の後ろなどダメージの少ない場所から線維芽細胞を少量採取し、専用の施設で増殖・培養したのち、目元や口元といった年齢が気になる場所に再注入します。注入された線維芽細胞はもともと活動性が高かったものをさらに培養しているので、新しい場所で活発に活動し、次々にコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの成分を生み出し、肌に再び弾力やみずみずしさ、ハリを取り戻してくれます。

線維芽細胞療法のメリット

これまでの美容医療では、シワには外側からヒアルロン酸やコラーゲンを補充する対処療法しかありませんでした。そのため注入した成分が肌に吸収されれば効果は終わりでしたが、線維芽細胞療法は成分の元となる細胞を注入するため、効果の持続性が長いという特徴もあります。注入するのは自分の細胞のため、拒絶反応やアレルギーといった心配を格段に減らすこともできます。
また、採取した細胞は保管しておくこともできるので、効果が薄れたと感じたらどんなに時間が経過していても、採取時の若い線維芽細胞を注入することもできます。

類似治療と混同しないで

これまでにない細胞レベルでの若返り施術ということで、再生医療の登場以降、コスメやエステでも「幹細胞」「線維芽細胞」などの名前が付く商品が出回る様になりました。しかし再生医療は厚生労働省で認可を受けた限られた医療機関でしか受けることのできない特別な治療です。コスメやエステで同じ名前がついていても、植物由来であったり、培養する時に出た抽出液が使用されていたりします。名前は似ていても本人の細胞を採取して培養する療法とは根本的に違うことは知っておく必要があります。

どんなに気をつけていても食事だけでは見た目の老化を止めることはできません。しか再生美容と併用すればその効果は絶大です。

この記事のキーワード一覧

RELATED POST

カテゴリー

再生医療コラム ~再生美容でbeautyを叶える道~